お問い合わせ

お問い合わせ

MENU

Blog本日のレッスン
高校生募集中
体験生募集
大学進学実績
大学受験・英語専科
中学1・2年生集中
× 閉じる
教えるとは希望を語ること、学ぶとは誠実を胸にきざむこと

Feb. 14th, 2016 (日)

 

春一番。今日は推薦入学者も自習室勉強中。お薦めしたのは The Universe of English : University of Tokyo Press  一般教養としてのスタンダードな英語本である。好きな項目から読み始めるのがベスト。

 

さて、先日の「高校1年で英語の勉強が皆目分からなくなった」場合の攻め方のお話である。これは仮定法から勉強を始めるのが最良。渋面が浮かびます。が、この項目は最も少ない規則性であることから、マスターするには最適なんですよ。コワモテなだけですね。いわば最初に威嚇する風が見えるのです。泉谷しげると同じかな? 取っ付きにくいのですよ。大丈夫。門構えがいかついのですが、邸内は調和した美の庭園があり、屋内は理にかなった調度がしつらえられているのです。

 

さてさて、チョッと仮定法の屋敷をのぞいてみましょうか。

 

仮定法過去ですね。① If he were honest, we would employ him. これが仮定法過去と呼ばれるのは if 節中の動詞が過去形となっているからです。ただ現在の事実に反する仮定をしているのです。ですから、「もし彼が正直であるならば、私たち彼を雇うだろうに」となります。注意するのは「正直ならば」であって、「正直であったならば」と和訳をしないことです。「た」は厳禁です。これを「『た』抜きの訳」と私は命名しているのですがね。ここです。「た」抜きなんです。それでは中学英語での ② If he is honest, we will employ him. との違いは?となるのですが、① は「彼は正直でないので、私たちは彼を雇わない」であり、② は「彼は正直であるかどうかわからない。でも、正直ならば、私たちは雇いましょう」ってことなんです。さらにですが、③ If he knew her addess, he would write to her. は「もし彼が彼女の住所を知っていれば、かれは彼女に手紙を書くだろうに」ってことですね。ここでも「知っていたら」はダメですよ。「知っていれば」です。「た」抜きの訳です。また主節では「~だろうに」とシッカリと和訳しておきますよ。これが仮定法過去

 

仮定法過去完了ですね。④ If he had been honest, we would have employed him. ⑤ If he had known her address, he would have written to her. です。if 節が過去完了表現を持ちます。ですから、仮定法過去完了なんです。過去の仮定ですから④ の和訳は「もしも彼が正直であったなら、私たちは彼を雇っていただろうに」、⑤ の和訳は「もしも彼が彼女の住所を知っていたならば、彼は彼女に手紙を書いていただろうに」となるわけですね。

 

仮定法過去とは現在の事実に反すること、仮定法過去完了とは過去の事実に反すること、仮定法過去の和訳は「『た』抜き」でシッカリと和訳することです。

 

さて、一歩進みましょう。

⑥ If it had not rained hard last night, the road would not be so muddy. ⑦ If he had taken their advice, he would be successful now. の英文を考えてみましょう。⑥ 「もし昨夜はげしく雨が降っていなかったなら、道路はそれほどぬかるんでいないだろうに」、⑦ 「もし彼が彼らの助言に従っていたならば、かれは今ごろは成功しているだろうに」となります。つまり if 節中は仮定法過去完了表現ですので、過去の事実に反する仮定、主節は仮定法過去の表現ですから、現在の事実に反する仮定、このように時制が混合する仮定法表現があります。

 

ここまでをシッカリと了解することが肝心です。「シッカリと了解する」とは、仮定法過去、仮定法過去完了、時制混合文、この3つの型をそれぞれ最低でも20文は演習形式でキッパリと了解してしまうってことを意味します。この3つの型を徹底的に、完璧に、鉄板のものに仕上げていく勉強努力をしていきますよ。チョッと、塾のコマーシャルを入れれば、塾授業ではこの3つの仮定法表現の習得のために200文以上の演習問題をおこないます。この基礎部分があっての強固な上部構造の建築が可能になるからです。

 

それからの仮定法の慣用表現 if it were not for ~、if it had not been for ~、if S should do、if S were to do、等が加わっていきますが、肝心要は先の3つの型です。

 

仮定法はシス単流に言えば apparent difficulty 「見かけの難しさ」なんです。apparent の限定用法ですね。仮定法勉強は取っ付きが悪い項目に見えるだけです。大丈夫です。典型的な3つの型を飲み込み、この型の英文でけを先ずは20文ずつやっつけておけば、グッと展望は開けますよ。頑張ってみる価値はあります。

 

高1英語での突破口は仮定法にあり、です。「一点突破 全面展開」という言葉があります。文法の項目の一つを撃破します。そして、次の一項目を撃破していきます。この項目で最も頑固そうに見えて、情にもろいと言ってもいいほどの項目が仮定法です。やっつけてみましょう。仮定法の懐に飛び込んでください。仮定法の壁を突破してください。健闘を祈りますよ

 

 

 

2016年2月15日

 

PageTop